デスクワーク中に右腕から手へ痛みが走る40代男性|頸椎症で来院された症例

デスクワーク中に右腕から手へ痛みが走る40代男性|頸椎症で来院された症例

1. 患者様プロフィール

40歳の男性患者様です。
お仕事はデスクワークをされており、現在の働き方を10年間続けていらっしゃいます。日常的な運動習慣はなく、休日も基本的には家で寝て過ごすことが多いとお話しされていました。最近は少しずつ体重が増えてきており、そのせいか関節の痛みも感じ始めていらっしゃいます。

2. 来院理由

仕事をしていると、だんだんと頚部の重だるみや腕から手への痺れを感じるようになってきたため病院を受診されましたが、状態が回復せず湿布のみの処方だったそうです。そのため、セカンドオピニオンとして接骨院を探され、当院のネットでの評判や治療の評判をお聞きになり「試してみよう」とご来院いただきました。

3. どんな患者様の症例なのか?

デスクワークを10年間続けてこられた患者様ですが、普段から運動する習慣がなく、休日は自宅で寝て過ごすことが増えていました。体重の増加に伴い関節の痛みも感じ始めていた中で、最も困っていらっしゃったのが、お仕事中の腕から手にかけての痛みや痺れです。
長い間同じ姿勢を保つことができず、身体をモゾモゾと動かさないと嫌な感じがしてしまうほど、業務に支障をきたしている状態でした。

4. 症状名と詳細

今回の患者様の症状名は「頸椎症」です。

3年前から症状が現れ始め、仕事中や座っている時間が長くなってくると、右腕から右手にかけて痛みと痺れを感じる状態が続いていました。

5. 初来院時の主訴

初回来院時、患者様からは「デスクワークを1時間ほどすると痛みや痺れを感じてくる」とお話がありました。
さらに、「手を伸ばすと頸椎に激痛が走ることもある」とおっしゃっており、お仕事や日常生活の中で強い苦痛を感じていらっしゃいました。

6. 初回検査で確認された身体の状態

初回検査を行ったところ、身体に以下の状態が確認されました。

・頸椎の側屈に硬さがある
・頸椎の右回旋制限が見られる
・右肩関節の前挙制限が顕著に見られる(角度は100°)
・頸椎の側屈および回旋動作時に、顕著な痺れが確認される
・肩甲骨を外方へ動かした際に痛みが見られる

7. 施術内容

施術では、まず頸椎および肩甲骨周りの筋肉に対してローラーを使用し、緊張を緩めていきました。
続いて、関節の位置を本来の状態に戻すために矯正施術を実施しました。その後、筋肉と関節が適正に動く状態を目指し、マニピュレーションを行いました。

8. 施術後の変化

施術を行った直後、以下のような変化が確認されました。

・頸椎の側屈角度に変化が見られ、痺れの寛解が確認された
・肩関節の前挙可動域制限が、施術前の100°から150°まで改善された

9. 施術を重ねた経過

施術を重ねていく中で、姿勢の改善を根本から行っていきました。
これにより、徐々に関節可動域が適正な範囲まで向上していきました。動きがスムーズになるにつれて筋肉を余計に使わずに済むようになり、最終的に痛みや痺れが落ち着いていきました。

10. 院長の解説

今回の頸椎症の症例について、院長の視点から解説いたします。

【症状】
3年前からデスクワーク中や長時間の着座時に右腕〜右手への痛みと痺れが生じ、手を伸ばした際に頸椎へ激痛が走る状態でした。

【初回に確認された身体の状態】
検査では、頸椎の側屈の硬さ、右回旋制限、右肩関節の前挙制限(100°)、肩甲骨の外方可動時の痛みが確認され、動作に伴って顕著な痺れが現れていました。

【院長が着目したポイント】
今回の症例では、頸椎の弯曲制限が起きていることにより、椎間孔の狭窄が生じて痺れや痛みを励起していると考えました。また、10年間にわたるデスクワークや運動不足といった生活背景から、長期の不良姿勢による筋肉の硬化が起こっており、これが今回の痛みを助長させている状態である点に着目しました。

【施術】
頸椎・肩甲骨周りの筋肉をローラーで緩め、矯正施術によって関節の位置を元に戻したうえで、筋肉と関節が適正に動くようマニピュレーションを行いました。

【施術後の変化】
施術後には頸椎側屈角度の変化と痺れの寛解が見られ、肩関節の前挙可動域も100°から150°へ改善しました。

【症例から分かること】
長年の不良姿勢は、首(頸椎)だけに影響を与えるのではなく、体全体に波及していくものです。表面上の痛みだけにアプローチするのではなく、姿勢や関節・筋肉の連動性に着目して施術を行うことが重要であると考えられます。

11. 今回の症例で伝えたいポイント

今回の症例を通じてお伝えしたい点は、長期にわたる不良姿勢は頸椎だけに留まらず、体全体に悪影響を及ぼすということです。

デスクワークなどで同じ姿勢が続く方は、普段から正しい姿勢を意識づけることが大切です。また、長時間同じ格好で固まらないよう、定期的に体位変換(体勢を変えること)を行うことが、身体への負担を減らす大きなポイントとなります。

12. まとめ

今回は、長時間のデスクワークによって右腕から右手への痛み・痺れが生じ、頸椎症とお悩みだった40代男性の症例をご紹介いたしました。

長年の不良姿勢や運動不足が重なると、頸椎への負担が増大し、日常やお仕事に支障をきたすような強い症状につながることがあります。日常的に定期的な体操やストレッチを行うことも、症状を寛解させる大切な予防策となります。

同じようにデスクワーク中の首の痛みや腕・手への痺れ、頸椎症の症状でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

さいとう接骨院 鶴間院